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土曜日の朝

いつもより病院の診察時間が遅かったのをいいことに
朝寝坊した僕たちが目をさますのを、まるで待ってくれていたかのように
最後のあいさつをすませた きょうだい は、静かに息をひきとりました。
僕と妻のあいだで、お気に入りの、我が家のベッドの上で・・・


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きょうだい と出会ったのは、僕たちが結婚してからのことです。
もともと野良だったので、正確な年齢はわからないのですが
少なくても12年以上は、一緒に暮らしていたことになります。
で、その間、風邪も引かないし、丈夫な猫だなあ
と、思っていた きょうだい が、急に体調を崩したのは
今年の3月の事 でした。

数日の間、家で様子を見ていたのですが
あまりに具合が悪そうなので、病院で診てもらうことに

診察の結果、病名は慢性の腎不全でした。
しかも、かなり進行していて、お腹にはガスがたまっていて
脱水の症状も出ていて、とても危険な状態とのことで
この日、きょうだい は緊急入院することになりました。

実はその日、病院の先生は僕にこう言いました。
「もうこのまま退院できないかもしれません。」と。
それほど危険な状態だったのです・・・

風邪も引かない、丈夫な猫と言うのは
僕たちの勝手な勘違いで、病はゆっくりと
そして確実に進行していたのでした。

とても悲しくて、自分たちを責めたりもしましたが
きょうだい も先生も、一生懸命病気と闘っているのに
自分たちが落ち込んでいても仕方がないという事に気付き
僕たちも出来る限り頑張ろうと、一緒に闘う決心をしました。



先生や看護士さんの治療、みんなからの応援
そして きょうだい も本当に良く頑張って
一週間で奇跡的な回復力を見せ
無事に退院し、家に帰れることになりました

その後の一週間は、数日置きに通院して検査を受け
少しづつですが、検査結果の数値も良くなり
きょうだい も徐々に元気を取り戻してきたので
通院は一週間置きで良い事になりました。

でも、いくら数値が良くなったといっても、それはほんの少しのことで
本当は、数日置きに通院した方が良い状態だったのですが
僕たち夫婦は共働きですし、きょうだい も元気を取り戻してきていたので
毎晩、僕たちが家で輸液を皮下注射する事が出来るのならば
時間も治療費も節約できるし、きょうだい に移動の負担も掛からない
と、先生が判断してくれたからなのでした。

僕たちも きょうだい も、家での皮下注射にはすぐに慣れ
週末の通院も、特に負担になることもなく、検査結果には
波がありましたが、きょうだい も元気になっていきました。

しかし先生は、検査結果の数値を見て
「この数値でこの元気さは、正直、信じられません。
本来、この数値では何が起こってもおかしくない状態なので
少しでも状態に変化があれば、すぐに連れて来てください。」
と、僕たちに話していました。



僕たちが動物病院へ通いだしてから
街をクルマで移動したりしていると
動物病院というのは、思っていたよりも
数が多いいんだなあと言うことに、気がつきました。

今はペットブームと言うのもあるのでしょうけれど
古くからやっていそうな病院や、新しくて綺麗な病院
かなり大きな病院もあるという事も、知りました。

僕たちが きょうだい を通わせていた病院は
それほど新しくはない、街の小さな動物病院でした。

ここの先生方は、本当に動物を愛しているんだなあ
といった感じの人たちで、きょうだい が少しでも元気になると
本当に嬉しそうに笑って、きょうだい を撫でたりもしてくれました。
なので きょうだい も先生たちに懐いており、僕たちも安心することができました。

あまり薬を使わずに、元気があるうちは、出来る事は家族でしてもらい
治療に掛かる負担を、出来るだけ減らしていきましょう といったスタイルで
入院費や治療費も、驚くほど低い金額で、治療していただいていました。
そして病院へ行ったときには、完璧なまでに、きょうだい を診てくれました。

しかし、入院から二ヶ月を過ぎた、今月中ごろから
きょうだい の体に、徐々に腎不全の末期の症状が表れだし
病院へ通う回数も、また増えていきました。

きょうだい は寝ている時間が長くなり
食べる食事の量も減り、体重も落ちていきました。
でも、僕たちの顔を見るとニャアと鳴き、撫でると嬉しそうな顔をして
元気がないながらも、小さな体で、精一杯頑張って、病気と闘っていました。
僕たちも一緒に頑張れたのは、この きょうだい の頑張りと強さ
そしてなによりも優しさ・・・が、あったからなのだと思います。



しかし、土曜日の朝・・・

きょうだい は静かに息をひきとりました。

病院へ行く予定の土曜日だったので、家族で一緒に居る事ができました。
最後には、お別れのあいさつだったと思われる声も、聞く事ができました。
妻と僕は、本当に悲しくて、涙も、たくさん出ました。
でも、本当に良く頑張て闘っていた きょうだい を褒める事ができました。
今までありがとう・・・と、きょうだい に言う事もできました。

僕たちは素人ですが、病気の治療方法というのは、ひとつではないと思うので
他の方法もあったのかもしれませんが、僕たちが通っていた病院の先生方は
本当に素晴らしく、完璧に きょうだい を診てくれていました。
あの病院で診ていただいて、本当に良かったと思っています。
ですので、僕たちには、まったく悔いはありません。
先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。

妻も、仕事や家事をこなしながら、本当に良く頑張ってくれました。
みんなの応援や励ましにも、本当に勇気付けられ、パワーを貰うことができました。
おかげで、僕も一緒に頑張ることができました。
僕一人の力では、無理だったと思います。
本当に、ありがとうございました。

そして12年、我が家の平和を守り
僕たちに、様々なパワーや勇気、そして優しさを
ずーっとあたえ続けてくれた きょうだい に
最大級の感謝を贈りたいと思います。

ありがとう きょうだい。

そして、さようなら きょうだい。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
この記事は、書こうかどうか、本当に悩みました。
はじめはサラッと書くつもりでしたが、書いていると
どんどんと長くなってしまい・・・公開するかどうかも迷いました。

もう、家に きょうだい は居ないと言うのは
なんだかとても不思議なことで、なぜだか考えると
とても悲しく、寂しくて、現実逃避したくなります。

が、何時までもこのままではいけないし
頑張っていた きょうだい の努力を決して無駄にしないように
この悲しみを乗り越え、僕も前を向いて頑張らないといけないと思い
最後に、自分の中のけじめとして、この記事を残させていただきました。
本当に長い文章、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

きょうだい と過ごしたこの12年の出来事、一生忘れることはないでしょう。
僕たち夫婦も、共に力を合わせ、また一歩一歩、前へ進んで行こうと思います。



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コメントの投稿

非公開コメント

waa!さん
暖かいお言葉、ありがとうございます!
今まで一緒に過ごしてきて、きょうだいには、色々な事を教えてもらいました。
なので、きょうだいに見られても恥ずかしくないように
元気出して、また頑張りたいと思います!

waa!さん
ほんと、平日とか夜中ではなくて
土曜日の朝を選んでくれたのかな?
って、僕たちも思ってしまいました。
うちも実家で、長いこと猫を飼っているのですが
ちゃんとした別れって、今回が初めてでした。
とても悲しかったですが、もうこういうのは嫌だ・・・
とは思いませんでした。よく頑張ってくれたから?だと思います。
病院の先生には、本当によく治療していただけたので
今も、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、きょうだいが病院へ行く事を嫌がらなかったのも
今思えば、一緒に頑張れた理由だったのかもしれません。
なので、闘ったという感覚はなく、悔いも残らなかったのだと思います。

つづく・・・

今さらですが、大変でしたね。
奥様も kamezo さんも お仕事があるなか…。
猫ちゃんは そんなママさん、パパさんのことが
よく分かっていて、土曜日を選んだような、
記事を読んでそんな気がしました。
病院もいい病院でよかったですね。
精一杯 看病して 悔いが残らないこと、
それって とっても難しいことだと思うんです。
ご夫婦で よくここまで猫ちゃんの病気と闘われましたね。

実家では猫も飼っていましたが、みんな
その日が近づくと、ぷらっと どこかへ行ってしまい、
そのままお別れでした。
ちゃんとした別れって 猫とはしたことがないんです。
だから ずーっと心残りで…。
きょうだいちゃんは親孝行なニャンコちゃんですね。
不謹慎な書き方かもしれませんが。

きっと空からお二人のことを見守ってると思います。
元気出してくださいね。

twentyさん
いやいや、コメントにタイミングは無関係ですよ。
きょうだいには、愛情をたっぷりともらったし
とても楽しいくて、幸せな12年間でした!!
て、お互いそうだったなら、良いのだけれど・・・。
暖かいお言葉、とってもても嬉しいし、元気が出ます!!
いつもコメント、ありがとうございます♪

しばらくブログを開かないでいたので、こんなに遅くすみません。
12年も一緒にいたのですね。
きょうだいも、愛情たっぷりのkamezo家でとても幸せな時間を
たくさん過ごしたのだと思います(>_<)

まひるのさん
いやいや、とんでもないです!
もう、思い出しても大丈夫なくらいは、回復しました。
暖かいコメント、ありがとうございます!!

まひるのさんのおうちのネコさんは、幸せに暮らしていそうだなー。
お互いが健康で、楽しく元気に、長く一緒にいられると、いいですね♪

まひるのさん
心臓ですか・・・それは心配ですね。
長い間一緒に暮らしていると、微妙な変化に気付きにくくなりますよね。
きょうだいは、いつもやたら水を飲んで、おしっこを沢山していました。
でも、よく飲んでよく出しているんだから、健康なんだなー
なんて勝手に解釈していたのですが、それは腎不全の兆候だったようです・・・
知らないって怖いですよね。もっと早く病院へ連れて行っていたら
もっと一緒にいられたのかな・・・なんて、今さらながら思います。
でも、一緒に過ごした時間は、ほんと幸せだったし、色々教えてもらえたし
あとはきょうだいが幸せだったのなら、僕たちは満足です!

つづく・・・

うちのネコは心臓病持ちで、一時とても悪くて入院して、
そのときはうち皆で泣いていました。今は一応元気でいますが。
もう10歳だし、覚悟はしておこうと思うんですけど。覚悟できてないです。
きょうだいサンは、kamezoさんのおうちで大切にしてもらえたし、
好きな人たちといっしょにいられてよかっただろうな、って思います。

kamezoさんご夫婦も少しずつ、元気になってくださいね!
・・時間がたったのに、また思い出させてしまったらすみません。

ひまりんさん
そうなんですよ、腎不全・・・でも透析ってのは、まだないみたいです。
僕も最近知ったのですが、ネコの死因の多くは、癌と腎不全なのだそうです・・・。
きょうだい、ずーっと心の中で生き続けてくれるといいなあ。でも・・・退屈しないかな?
あ、僕が輝いていれば大丈夫!?って、なんか照れますねー。なはは。
暖かい励ましのお言葉、ありがとうございます!!
これからも、お互いガンバりまっしょい!ですね!!

ネコちゃんにも腎不全ってあるんですね…ヒトと一緒ってことですね…。
いつまでもkamezoさんの心に生き続けていきますよね、ずっと。
上手な言葉が出てこなくて、励ましにならなくてごめんなさいです。
kamezoさんが輝いて生きることが一番! がんばっていきまっしょい(お互いにネ)、です。。。

ascさん
ほんと、残念でなりませんでした・・・
が、楽しい思い出をたくさん残していってくれたので
今は、悲しさよりも、感謝の気持ちでいっぱいです。
ほんと、優しくていいネコでした・・・なはは。
暖かいコメント、ありがとうございます!

残念でしたね。心中、御察し申し上げます。

でも、今頃は、きっと、天上の世界で楽しく暮らしていることと思います。
まわりに優しさを振り撒きながら。

shuugoroさん
いや、shuugoroさんが気にする事はないですよ・・・
お誘い、ほんと嬉しかったですから!
きょうだいと過ごした楽しい思い出を振り返って、元気出します!
色々とやりたい事や、やらなきゃならない事も溜まってしまい
すぐには無理そうですが・・・また誘ってくださいね!!
優しいお言葉、ありがとうございます♪

無理なお誘いしてましたね。すいません。。
何を書いたら、どんな言葉を掛けていいか、分かりませんが、、
元気出して下さいね。

きょうだい君のご冥福をお祈り申し上げます。

TOMOさん
悲しい出来事でした・・・
でも、悲しい思いをしたのは、最後の最後だけで
一緒に過ごした12年は、ほんとに幸せでした!
きょうだいも、幸せだったと思ってくれてるとイイなー。
いつも暖かいコメント、ありがとうございます!!
皆さんのおかげで、だんだん元気が出てきましたっ!

悲しい出来事があったんですね…。
でもお話を読むと、きょうだいちゃんは
良い飼い主さんと獣医さんに出会えて
幸せだったんだろうなー、って思いますっ。

にこらっち
憶えてますよ!その言葉!!
ああ、ネコ語が聞き取れたらなあ・・・て、思います。ほんとに!
きょうだい、寝ている僕の背中を爪でカリカリして、起してくれたんですよ。
あれがなかったら、最後のお別れの挨拶も、できなかったかも・・・。
一緒に過ごした時間、ほんとに幸せで、最後の別れまでも、幸せでした。
別れは辛かったけれど、振り返ると、楽しい思い出ばかりです!
きょうだいマンは完璧に任務を果たして、星に帰ってしまったけれど
これからは自分たちで、強かったきょうだいマンに笑われないように、ガンバリマス!!

悲しい記事で、つらかった思いを思い出させてしまって、ごめんなさい・・・
生きていれば、ミスなんて誰にでもありますよ! にこらっちも元気出して、ガンバ!!
いつも暖かいコメント、ほんとに、ありがとうございます♪

あろまおいるさん
こんばんは!
うちも、助けたはずの猫たちに、何度も助けられました・・・
辛い別れでしたが、楽しい思い出の方がたくさんあるので
きょうだいたちと過ごした、素敵な時間を思い出しながら
元気だして行こうと思います!暖かいコメント、ありがとうございます!!

とかさん
悲しくなる記事を読んでくださって、感謝しております!
きょうだいには、ほんと、色々と助けられていました・・・
その気持ちを忘れずに、一歩前進したいと思っております!
ワンちゃん、いいですね!!僕も撫で撫でしたい~♪

canさん
きょうだいへのエール、ほんとにありがとうございます!!
一緒に過ごせた12年を振り返ると、楽しい思い出ばかりで
本当に幸せな時間でした!感謝!!

もちろんきょうだいは、殿堂入りさせたいと思います!!

halcoさん
悲しくなるような記事を読んでくださって、ありがとうございます。
そして、暖かいコメント、ほんとにありがとうございます!
きょうだいに出会えた幸せを忘れずに、これからも、頑張って前へ進みます!
これで我が家には、もうニャンコはいなくなってしまいましたが・・・
小春ちんやクロちゃん、キンちゃんたちの素敵な記事を読んで
僕たちも、またパワーをいただいちゃおうと思います!
なのでこれからも、楽しみにしていますね!!

がーちゃん
きょうだい、ほんとに幸せな一生を送れたのだろうか・・・
なんて考えたりもして、複雑な気持ちで、とても悲しかったのですが
とにかく、最後にちゃんと送り出す事が出来て、ほんとに良かったと思っています!
この日と、この場所を選んでくれた?きょうだいに感謝です!!

がーちゃんファミリーには、きっとご心配をお掛けしてしまっているだろうな・・・
と、思っていました・・・ほんとに、いつもパワーを、ありがとうございます!!

喜んぶさん
暖かいコメント、ありがとうございます。
ほんと、僕たちは最後まで幸せでした。
きょうだいがこれからも楽しく過ごせるように
二人で力をあわせて、前へ進んで行きたいと思います!

『あそこが痛いここが痒いって人間語言わないから難しいですね』って
kamezoさんに、そんなことを言ったのを思い出しました。

過去に、『自分のミスで看取ることができなかった』経験を持つにこらには
きょうだいさんもkamezoさん夫婦も羨ましくすら感じます。
不謹慎でごめんなさい。でも、幸せな最期を迎えたと信じましょう。
闘病、本当におつかれさまでした。
つらいことを記事にしてくださり、ありがとうございます。
我々も生き物である以上、またいつか、きっと会えますよ(^^)
その日を楽しみに……。

でもきょうだいマンがいなくなったら、kamezo家の平和が危ぶまれますね!
kamezoさん、がんばらないとデスヨ!!


*(+_+)* おはようございます ♪~
我が家にも庭で保護したニャンコが3匹います。
しかし今では助けたはずの私が彼らに助けられる日々です。
死は生きる者の宿命ではありますが、いざ去られるとホント辛いですよね。
元気出してくださいね。 (^_^)v

我が家にも、愛犬がおります・・・
家族をず~~~っと、癒してくれましたね、読ませて頂いて涙がでました。

家族の仕事を彼もまっとうしたんでしょう
kamezoさん夫婦をこんなに幸せにしたキョウダイクンにエールを送ります

チームkamezoの永久欠番です

きょうだい君&kamezoさんご夫婦の素敵な輪が心に染みいってきました。
出会えた幸せ。
朝のご挨拶をして・・皆の優しい関係がそれを可能にしたのでしょうね。

いつも記事を読むばかりで素通りしていました。
きょうだい君の様子がずっと気になっていました。
記事にしてくださり有難うございました。

きょうだい君、安らかに。

きょうだい君、最後の最後まで家族と一緒にいられて幸せだね。

kamezoさん、記事にしてくれてありがとう、気になっていました。
悲しいけど、お二人に見送られて旅立つことが出来たきょうだい君はとてもシアワセだと思います。

ご自宅のお気に入りのベッドで、、。最後まで幸せでしたね。
今度は、お二人の中でいつまでも楽しく過ごすのですね。
合掌。
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